クソ雑魚ニートの転職活動について

初めに

8月に仕事を辞めて以来、無気力な生活を続けてきたが、2月から働くことが決まったため当時の転職活動について記す。

転職活動は11月半ばに開始し、12月半ばまで継続。良かった点、反省点、など書いていく。これから転職を考えている人やしばらくニートになる人の参考になれば幸いである。

一応前職はSE?である。いまいち自分の中で今までの仕事がSEなのかわかっていないところがある。また、志望する方向性も似たような業務を候補として活動を進めた。

 

転職エージェントへの利用

転職を行うに当たって、とりあえず転職エージェント2社に登録を行った。今回dodaマイナビの2社を選択した。特に理由はない。

何も考えずにとりあえず登録したので、すぐに連絡が来たことに驚く。エージェントを利用する場合は以下のようなステップで活動が進んでいく。

・エージェントの人間と会い、現状のヒアリングを行う

・web経由で基本的な情報を登録する

・履歴書と業務経歴書を書く(エージェントの人に添削して貰う)

・経歴や志望などを元に応募する会社を決定する

・記入した書類を送付し、書類審査を受ける

・面接を受ける

・内定が出る

・最終決定をする

転職エージェントを利用する場合、経歴や自身の希望などから受ける企業候補の抽出や

書類の添削、模擬面接といったサポートを受けることが出来る。ただし、担当者によって程度が異なるため、それらは必ずしも良い結果になるとは言い切れない。

 

エージェント社の違い

今回2社利用して転職を進めてきたが、(自分の体験した範囲では)以下のような違いがあった。

 

doda

・企業数が多い

・自分で企業を検索することが可能

・担当者から企業を紹介されることもある

・担当者があまり親切ではない

・質問したことに対してはそれなりに正しい(と思われる)情報が返ってくる

・企業数が多い

・メールが多い

・企業からのスカウトが届く(採用確定ではない)

・企業数が多い

・メールが多い

 

マイナビ

・担当者が挙げた候補しか選べない(自分で検索は出来ない)

・担当者がそれなりに親身になってくれた

・割と嘘をつく(もしくは無知なのかもしれない)

・サポートはそこそこ手厚い(毎回面接後に電話かけてきたりする)

 

dodaの方はとにかく掲載企業数が多いのと、紹介メールが頻繁に送られてくるのが特徴だと感じた。1カ月で700通ほどメールが来たので、転職用にメールアドレスを作成しておいて正解だった。担当者の当たり外れのせいか自分の担当者はあまり親身ではなかった用に感じた(めんどくさくなって最初のヒアリングを電話のみで済ませてしまった影響もあるかもしれない)。

マイナビの方は担当者がピックアップした企業から選択することしか出来ないため、選択肢がせまく、正直あまりオススメはできない。面接後のフォローや書類の添削などのサポートを手厚くやってくれたので、最初の印象は良かったが、「手当が多くて基本給が低い事のどういった点が問題だと思ってるんですが?」とか「見なし残業は、たとえば30時間で設定されている場合に残業0時間で終わった場合は30時間分多くもらえるのが得ですね」とか言ってくるので、あまり信用ならない。どう考えても基本給が多くてみなしが無い方が良いに決まっている。一切得する要素がないのだが。

エージェントのサポートは無料だが、では彼らへ報酬はどこから発生するのかというと、採用が決まった企業からである。採用が決まった人間の年収の何割かが報酬として企業からエージェント社に入る形になるので、エージェントの人間もあの手この手で採用させようと必死なのである。そのため聞こえが良いことばかり言ってくるのだと考えられる。

参考として話半分程度に聞いておくのが正解だと思われる。

担当者ガチャでSRを引けると有利になると思われるが、SRが入っているのかは定かではない。

 

面接について

新卒採用とは違って、格式ばった感じというよりかは、やや雑談めいた雰囲気で進んでいくのが特徴的だと感じた。「弊社を志望した理由はなんでしょうか」という質問はあまりされなかった(全くなかったわけではない)。

基本的には「転職理由」「これまでの経歴」「転職活動の方向性」「興味を持っている分野」「今後どうしたいか」などを中心にして話が進んでいく。中には「これまでの苦労した経験・失敗した経験」といったことを聞いてくる企業もあった。ググればある程度質問内容は出てくると思うので、答える準備をしておいて損はない。

当たり前だが転職理由は必ず聞かれる。自分の場合、とにかく意欲が湧かない状態で仕事を辞め、転職活動中も何をしたいかが全く決まっておらず、空白期間中も自己研鑽をしていた訳ではなかったので、全体的に面接で答える内容が苦しいものになってしまった。「転職がしたかった」のではなく「仕事をしたくなかった」のが前職をやめた理由としては近いので、まさにそれが浮き彫りになってしまったと言える。

不採用理由はどの会社も「今後どうしたいのかが不明瞭」といった内容だったことからもそれが窺える。

 

空白期間について

8月末に退職し、12月に転職活動を行ったため、3~4か月ほどの空白期間があったことになる。

この空白期間があったことで、書類審査で落とされる事が数回あった。3か月程度でも明確にマイナス要素としてばっさり切られるので、余裕があるならば在職中の転職をオススメする。

ただし、個人的には転職活動の前に仕事を辞めたこと自体に後悔はない。あくまで転職をポジティブに考えている人にとって、空白期間は害にしかならないということである。

また、面接でも空白期間に何をしていたかは必ず聞かれるので、答えは用意しておく必要がある。自分の場合はただひたすらに無気力であり、聞こえのいい回答ができる気がしなかったため、正直に「遊んだり歩いたりしてました」といった回答をした。

面接まで進んでも、空白期間を理由に不採用となることはあった。

 

ニートをしてて良かった点

時間がある。それに尽きる。

在職中となると、平日の業後がメインとなると思うので、時間を自由にできるのは楽だった。場合によっては面接を1日2社受けることもあった。

当時のメンタルで、クソみたいな業務の後に転職活動をする気力体力はなかったと思うので、その点からもニートになったことは後悔していない。

 

活動実績

応募15社

面接9社

内定1社

 

上記数字はあくまで一個人の活動結果であって、必ずしもこれだけ受ければこれだけ通るというものではない。

 

総括

結果的に内定は1社のみとなった。自分の見通しの甘さを痛感した(2~3社くらい内定が出るだろうと高を括っていた)。

複数の企業から「今後どうしたいのかが不明瞭」といった評価を受けてしまったことからも、自身のいい加減さが思い知れるというものである。

内定が出た企業からは、採用理由として「冷静さ・頭の回転の速さが感じられた」といった評価をもらった。

正直に言うと、採用された企業の待遇はそこまで良くはない(前職と同程度かそれ以下)。

しかし、このまま辞退して他の企業を探すにしても、必ずしも採用されるとは限らないし、何よりも空白期間が延びて更に立場が悪くなっていく中で心が折れることなく転職活動を進められる自信がなかった。

幸いにも今の時代は「一つの職場に終身雇用!」という訳でもないので、転職そのものがマイナスになることはあまりないように思う(さすがに数か月で何度もとなると話は変わると思うが)。

次の職場では心を病まないようにもっと手を抜きつつ、さらに次の転職を考えていくのが最良だと考えることにする。

 

最後に

明確な理由がない限り、空白期間はマイナスにしかならないので、転職活動は在職中に進めることをオススメする。

仮に内定が出ても必ずしもそこに転職しなければならない訳ではないので、もし気力があるならば、「今の自分だとどんなものだろう」レベルの考えで転職活動を行ってもいいのではないかと思う。それで今より良い所に行ければ儲けものだし、そうでなかったらそのまま現職を継続すればいいわけだし。ただし、あまり高望みして結果不採用となって落ち込んだとしても、そこまでのメンタルの保障はできないが。

 

転職自体は実は割と身近な物であり、思っているよりも自分と無関係なものではないと感じた。今すぐ転職をしないにしても、一度自分の能力や方向性を整理しておいても損はない。業務経歴書一つでも書いてみると少しは見えてくるものがあるので、とりあえずでいいので何かしら行動に起こすのが吉だと思う。

 

知り合いの何人かが仕事を辞めたいと言っているようなので、今回のこの記事が多少でも参考になれば幸いである。